午後2時から、すずきじゅんいち監督の講演「映画作り、公開する事」を聴く。日活の映画監督になったいきさつ、これまで撮影した映画の裏話、製作と配給の仕組み、俳優や監督に利益が回らない日本の映画界の問題点について語る。 講演終了後、フォトショップ側に出ると、海の上を小さな岩のようなものが流れて行く。海亀なのだ。次から次へと流れるというよりは、泳いでいるのだろうが、見ていると海の中にもぐりこんでしまう。そのしぐさがかわいい。海が、とろんとした凪状態で、亀の動きで表面にきれいな波紋ができる。 夜は、パラグアイハープ奏者、フランシスコ・イグレシア コンサート。今回が2回目。「メモリー」「ベサメムーチョ」「コンドルは飛んでいく」「コロラド」など、目の覚めるようなハープの音色で奏でられる名曲の数々に心を委ねる。この後9時15分からパームコートで、アルド・デルガディージョ オルガンコンサートもあり、これも聴き逃すわけにはいかないと会場に行った。期待通りの演奏で、今日は南米の演奏者たちの表現力に魅了された1日でもあった。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員