霧の発生が多くて、なにも見えないことが多いという喜望峰では、海上で発生した海霧が陸地に流れてきて、視界が悪くなることもあったが、薄い霧なのですぐにかき消えてしまう。 喜望峰からバスで5分のケープ・ポイントへ向かう。ケーブルカーで頂上に着くと、そこからさらに急な階段が続く。ガイドの話では年間20隻もの豪華客船が訪れるというケープタウンは、列車や飛行機でも世界各地から観光客が訪れるとあって、観光施設はどれも立派で手入れが行き届き、きれいで清潔である。 大勢の観光客にまじって、急な階段を登る。高所で風が強いが、快晴なのでサングラスをかけていても陽光がまぶしく、すぐに汗がでてくる。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員