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フォトエッセイ

Cruise:2013世界一周クルーズ(245)

地下宮殿

緯度:N 41度 2分

経度:E 28度 59分

天気:晴れ

気温:24.0度

速度:0ノット


海域:地中海

寄港地:イスタンブール

今日はイスラム教徒にとって、休息と祈りの聖なる金曜日。昔のように厳格ではなくなってきていることは肌で感じられるが、その礼拝のために午前中はブルーモスクに入れないので、アヤソフィアを出て地下宮殿に向かう。
1100年間もの間、東ローマ帝国の首都だっただけあって、9万トンの水を溜めることができる地下貯水槽は、宮殿と呼ばれる事に違和感を覚えない規模。飲用水ではなく、洗濯などの雑用に使用し、戦争で敵に囲まれた時だけ飲用水としたこともあるとガイドが強調する。
一番の見どころは柱の土台に使用されたメドゥーサの首。戦勝地から持ってきたもので、一つは逆さま、もう一つは横倒しになっていて不気味。
次の見学先はトプカプ宮殿。今日は晴天で日向は猛烈な暑さだが日陰は涼しい。門を入り、宮殿前のもう一つの門に向かう道路の両側には大きなスズカケの木(トルコの国木)が立ち並んでいて、風に揺れる葉音がさわやかである。図書館、スルタンの私室、宝物館などを見学したが、宮殿の内部はほとんどが撮影禁止だった。

著者紹介

青木 勝

1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展
に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員

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