グランドバザールの近くにシャトルバス発着所があり、最終便は午後5時30分なので、自由行動に移る人もいたが、私達はツアーバスで飛鳥Ⅱに戻った。 明日のツアーに備えねばならず、なんといっても午後7時から開催されるローカルショーが見たかったのだ。 東洋と西洋が出会う国トルコは、東洋から見ても西洋から見てもエキゾチック。観光客が多いのも当然という気がする。ローカルショーを演じるグループ「アナトリアの風」は、トルコの東西南北地方、個性的な四種類の民族舞踊をその地方の民族衣装で踊り、その合間に民族楽器を紹介し、民族楽器で「上を向いて歩こう」を演奏するサービスもあって、30分の予定が1時間の熱演。 一番人気は、民族舞踊の間に2回演じられたベリーダンス。写真は2回目の妖艶なベリーダンス。目も耳も楽しめた充実の1時間。「数あるローカルショーのなかで、トルコのローカルショーが最高でした」と絶賛する声が多かった。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員