今日の夕食は、アフリカンデッキディナー。6時からプールサイドに、アフリカの珍しい肉を中心にしたさまざまな料理や果物、パンなどが用意され、あたりに肉を焼く煙と匂いがたちこめた。 珍しい肉というのは、ヌー、インパラ、トビカモシカの肉、さまざまな肉に癖の強い香辛料をたっぷり混ぜた、ボーアウォースという腸詰など。ヌーとインパラの肉を食べてみたが、癖がなく、おいしい。 今夜は赤白のワイン、スパークリングワイン、ビール、ウイスキー、日本酒、焼酎、カクテル、ソフトドリンクが全てフリードリンクとあって、ディナーがはじまるとすぐにテンションがあがって、みなさんお祭り気分。 左舷前方に沈む夕陽が、雲のせいで太陽が四角い提灯のような形になった。アフリカ大陸のそばを航海しているのだが、風が冷たい。 だが、プールサイドは複数のバンド演奏やゲームなどで盛り上がって、熱気ムンムン。最後にアフリカンバンド、ンディガル・リズムが登場して、アフリカンモードは最高潮に達した。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員