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フォトエッセイ

Cruise:2017年アジアパシフィックグランドクルーズ(38)

飛鳥II初寄港となるアンボンで

緯度:S 3度 42分

経度:E 128度 11分

天気:曇り

気温:29.5度

速度:13.0ノット


海域:-

寄港地:アンボン

奥へと続く深い入り江を朝早くから航行し、飛鳥IIは定刻8時にインドネシアのアンボンに入港しました。このマルク諸島一帯はかつて「香料諸島」と呼ばれ、クローブやナツメグなどの独占を狙って列強が覇権を争った場所。今ではイスラム教のモスクとキリスト教の教会が混在する穏やかな港町となっています。
岸壁での歓迎セレモニーのあと、お客様はクルーズ特典ツアーの「アンボンを訪ねて」に参加したり、港からすぐの町を自由に散策したり。写真の通り地元の人はみなフレンドリーで、当欄筆者も歩くだけで方々から声がかかって、たった1時間ほどで何十人もの笑顔を写真に収めることができました。
特典ツアーでは州立のシワ・リマ博物館を見学。さらにオランダ支配に対抗した地元のヒロインであるマルタ・クリスティーナ英雄像の立つ丘から、接岸する飛鳥IIを遠望しました。決して大きな町ではないものの、人心穏やかで、東南アジアならではの魅力が詰まった寄港地でした。

著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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