飛鳥IIは日の出とともに南シナ海に面した河口に入り、商都ホーチミンの桟橋に向けて泥濁りの川を遡ってゆきました。密林の間を蛇行する川を3時間ほど進んで10時に着岸。きょうの筆者は、午後からの「〜写真家と撮る〜 モデルとめぐるサイゴン撮影ツアー」に参加してみました。 先生はここベトナムに長く暮らす勝恵美さん。モデルは地元の大学生・ニュウさんで、白いアオザイがとてもよく似合います。8名のお客様とともにサイゴン大教会や中央郵便局などを巡りました。「建物全部を入れて写したら、こんどは壁だけを背景に使いましょう。余計なものは入れないように……」。 根っから明るい勝先生はアドバイスも分かりやすかったですね。ひとつの場所でさまざまな撮り方を見せてくれたり、上半身だけ写して画面を整理するなど方法も教わりました。写真上は統一会堂をバックにしての1枚。最後はオペラハウスの前で全員で記念撮影もして、大満足のツアーでした。
著者紹介 高橋 敦史 旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。 上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。