フォトエッセイ

Cruise:2017年アジアパシフィックグランドクルーズ(38)

ホーチミン出港、大河を下る

緯度:N 10度 45分

経度:E 106度 46分

天気:曇り

気温:31度

速度:-ノット


海域:南シナ海

寄港地:ホーチミン

サイゴン川のロータスポートに停泊中の飛鳥IIはきょう11時半過ぎ、3隻のタグボートの力を借りて、直径わずか330mのスペースで右に180度転回し、ホーチミンを出港しました(写真上)。「飛鳥IIの全長が241mですから前後の余地は約45mずつしかなく、技術の要る操船でした」と増山キャプテン。
真昼の出港は珍しくも楽しいものです。特にここではその後3時間ほど、ジャングルの中をうねる泥濁りの大河を右に左に舵を切りつつ、漁民の小舟を避け、対向の大型貨物船とすれ違う……というスリル満点のクルーズでした。5万トンを越える客船が大きく回頭して景色が横に流れる様子は、本当に心躍ります。
昨日ときょう、ホーチミンではこのクルーズ中でも特に日差しが暑く感じられました。そんな中でもセイルアウェイパーティーや6デッキ船尾でのアクティビティなど、お客様は皆さん元気に楽しく過ごしていらっしゃるようです。南シナ海に出た飛鳥IIは、次なる寄港地ダナンを目指して北上します。

著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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