洋上で共に働く仲間として、
互いを理解する努力を。
私はこれまで主に貨物船で海と陸の両方から船に関わる仕事に携わって参りました。船の種類を問わず船長という仕事は船の運航に関わる最高責任者であり、船全体の安全を確保するべく常に気が抜けません。そのためには、自分の認識や意図を相手のバックグラウンドを考慮しつつきちんと「言葉で伝える」ことです。社会が多様化していく中、価値観も人それぞれで、「言わなくてもわかる」では通用しないことばかりです。できる限り情報共有を密にすることで、クルーの意識が向上し、お客様へのサービス効率も格段に良くなります。限られた洋上空間で長時間共に働く仲間として、互いを理解する努力は怠らないことは非常に大事だと痛感をしています。