飛鳥Ⅱはモザンビーク海峡を南西に向かって航行中である。したがって朝日は船尾から上がり、夕陽は船首右舷寄りに沈む。 午前10時からギャラクシーラウンジで高津和彦先生のコーラス教室。1回目「浜辺の歌」、2回目「青い山脈」、3回目「見上げてごらん夜の星を」と続いて、4回目の今日は最終日で「高原列車は行く」を歌う。 腹式呼吸で大声を出して歌うのは、健康にも精神衛生にもいいと、歌の好きな男女が集まり、45分間「高原列車は行く」を、高津先生の弾くピアノ伴奏に合わせて気持ち良く歌う。最後は男性と女性に別れて歌おうと少数派の男性が舞台に上がった(写真)。 この間に珍しく水平線の手前に虹が出たそうだが、残念ながら私たちは見ていない。 お昼は5デッキが牡蠣フライで11デッキがサンドウィッチビュッフェ。私は11デッキで4種類のサンドウィッチをいただいた。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員