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フォトエッセイ

Cruise:2017年アジアパシフィックグランドクルーズ(38)

ナンタケットバスケット教室

緯度:N 1度 51分

経度:E 104度 42分

天気:晴れ

気温:28度

速度:14.9ノット


海域:マラッカ海峡

寄港地:終日航海日

朝早く、飛鳥IIはシンガポールの街並みを左舷に見ながら海峡を回り込み、10時頃には南シナ海を北上し始めました。終日航海日のきょうご紹介するのは八代江津子先生の「ナンタケットバスケット教室」。午前と午後の合計2時間で、小さくてかわいらしいキャンディバスケットを作ります。
このバスケット、かつて捕鯨基地として栄え今では避暑地として知られるアメリカ東海岸・ナンタケット島の伝統工芸品。ここ何日かで飛鳥IIが往復したマラッカ海峡はナンタケット島から鯨を求めてはるばる世界に出た捕鯨船も通ったところで、同乗の樽職人が船上でバスケットを編んでいたのが起源だそう。
ナンタケットバスケットはこの海域にもゆかりが深く、しかもクルーズの旅にふさわしい高級工芸品です。ひと目ずつ丁寧に根気よく編んでゆき、最後は木型から外してフタを取り付ければ完成。お客様のどなたもが、自ら編み上げるバスケット作りの楽しさを満喫されていたようです。

著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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