どんな状況であっても、海陸すべての社員の心にあるのは「ひとえに、お客様に喜んでいただきたい」という思いです。「乗船して良かった、楽しかった」と心から喜ばれるお客様のお顔が見たい、という純粋な思いが根底にあるからこそ、私たちは前を向き続けることができました。


私たちは、本物との出会いによって生まれる特別な感動を届けたい。
それは、美しい自然との出会い、訪れる寄港地での人との出会い、 おもてなしを感じる料理やサービスとの出会い、
海洋動物との出会い、そして、新しい自分との出会い…。
世界の海を巡ってきた私たちがこれまで感じた「本物の感動」を
一人でも多くの人に伝えたいとの想いから、
私たちはタグライン(私たちの想い)を「伝えたい感動がある。」としました。
船名とロゴマークにも、
私たちが伝えたい想いが
込められています。
「飛鳥」の船名は、日本籍クルーズ客船による、主に日本人を対象とした最高レベルのサービスを目指す本船が、大きさにおいても、設備においても、そのサービス内容においても、日本では初めてといってよい本格的なものであることから、日本の文化の黎明期に当たり輝かしく花開いた「飛鳥時代」にちなんだものです。同時に、洋上での人と人、人と自然との交流を通じて新しく輝かしい洋上文化の創造を目指す事業としての願いを表現しています。
「A」の文字の意匠は、大海原を航行する客船の舳先にも似て、船の機能的で力学的な美しさを想起させるとともに、「日本のクルーズ客船のエース(ACE)」たらんとする決意を表しています。
「海鳥」については、「とぶとりのあすかのさと」と万葉集に詠われた「飛鳥」の枕詞である「飛ぶ鳥」をイメージさせるデザインです。また、この「飛ぶ鳥」は、日本最大のクルーズ客船「飛鳥」にふさわしく、日本最大の鳥である「アルバトロス(Albatross信天翁)」をモチーフにしています。
「クルーズ文化の未来をつくる」ことは一朝一夕ではできません。
私たちは、1991年の「飛鳥」の就航以来、たくさんの挑戦をして
いかなる困難や苦難も乗り越え、世界の海を切り開いてきました。
今まで積み重ねられた経験と信頼を心に刻み
「私たちがクルーズ文化の未来をつくる」という気概を持って
これからも挑戦し続けていきます。
たとえ、それが遠くても、まわり道だとしても
私たちは本道を歩き続けます。