photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2025/6/20(金)

マリンリゾート満喫

  • 緯度:N 22度 53分
  • 経度:W 109度 54分
  • 天気:晴れ
  • 気温:28.0 度
  • 速力:15.8
  • 海域:-
  • 寄港地:カボサンルーカス

「飛鳥Ⅱ」は今朝早く、メキシコのカボサンルーカスに着きました。バハ・カリフォルニア半島の南端にあるリゾートで、接岸ではなく沖に錨を下ろす錨泊です。今回は本船備え付けのテンダーボートは使わず地元のボートで上陸。「飛鳥Ⅱ」から小舟に乗り移って陸地を目指すわけですから、振り返ると、見上げるほどの大きな船体が間近に見られて、それだけでも心躍ります。

上陸自体をアトラクションのように楽しんだあとは、人それぞれに。マリーナに面した岸辺には洒落たメキシカンレストランが軒を連ねています。そこでお酒とともにタコスやセビーチェを味わったり、あるいは土産店をハシゴしたり……。筆者はそれらに加え、奇岩が連なる岬までの1時間半のボートツアーにも行きました。桟橋に窓口がいくつもあるので、誰でも簡単に挑戦できます。

そしてこのボート遊覧が大正解。顎ひげをたくわえた陽気なガイドさんに連れられて、当地の象徴でもあるアーチ型の岩「エル・アルコ」を目指します。途中、餌をまくとボートのまわりにたくさんの魚が来たり、秘密のビーチや洞窟を間近に見たり、奇岩をバックに記念撮影を楽しんだり。照りつける日差しに反して風は爽やか、最高のマリンリゾート日和でした。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。