photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2025/6/23(月)

自然写真とカジノナイト

  • 緯度:N 35度 36分
  • 経度:W 122度 13分
  • 天気:曇り
  • 気温:13.0 度
  • 速力:15.3
  • 海域:太平洋
  • 寄港地:終日航海日

先日のカボサンルーカスあたりからの海域は、イルカやクジラなどの海洋生物が見られることでも知られます。そんな今にふさわしい講演「自然写真家・岡田裕介が写す 動物たちと世界の絶景」が、午後のハリウッドシアターで催されました。岡田さんはクリエイティブディレクターでもある奥様と一緒に登壇し、ふたりの掛け合いで、さまざまな撮影秘話を教えてくれました。

ナショナルジオグラフィック写真賞を獲得したフロリダのマナティはシュノーケリングでじっと機会を待ち、フォークランド諸島のキングペンギン撮影は3週間のキャンプ生活。努力あっての、素晴らしい自然写真だと気づきます。そしてもうひとつ、この日の船内を盛り上げたのは、夜8時からアスカプラザで催された「ラスベガス カジノナイト」に違いありません。

きょうはギャラクシーラウンジでのショーはなく、みなさまがアスカプラザに集いました。オフィサー陣を筆頭にクルーズスタッフや各部署のクルーがディーラーに扮していて、馴染みのクルーの普段と違う装いに意外な驚きを感じた方もいるでしょう。そんなふうに世界一周85日目のきょうも、「飛鳥Ⅱ」の船内は楽しさと活気に満ちています。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。