飛鳥Ⅱ
2024/4/27(土)
2024年世界一周クルーズ(100)
今航最南端で聴き入る世界の調べ
- 緯度:S 34度 47分
- 経度:E 21度 59分
- 天気:晴れ
- 気温:19.0 度
- 速力:17.8 ノット
- 海域:インド洋
- 寄港地:終日航海日

船はケープタウンに向けて順調に航行し、アフリカ大陸をいよいよ回り込もうとしています。夕方17時頃には大陸最南端のアガラス岬沖合に差し掛かりました。曇り空ゆえうっすらですが、海の向こうに陸地が望めます。船内放送が掛かり、8デッキ前方の屋外には10人ほどのお客様が集まりました(写真右下)。
昨日のフォトエッセイで「ミュージシャンが充実」とお伝えした通り、今宵も音楽に酔いしれる一日です。夕方にはアスカプラザに特設ステージが設けられ、ウィメン・オブ・ザ・ワールドが登場(同左下)。素晴らしく調和したアカペラの美声が吹き抜けのフロアいっぱいに響き渡り、お客様からは惜しみない拍手が送られました。
ここまでギャラクシーラウンジでの公演やパームコートでの演奏などでお客様を楽しませてくれたピアニストのパノス・カランさんは、今宵、満を持して2度目のギャラクシーのステージに。世界中で活躍するパノスさんの超絶技巧、そしてメモを片手に日本語で丁寧に語りかける優しい人柄も、多くのお客様を魅了していました(同上)。



著者紹介/高橋 敦史
1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。
2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。