飛鳥Ⅱ
2024/5/12(日)
2024年世界一周クルーズ(100)
大航海時代の薫りに満ちた港町
- 緯度:N 38度 26分
- 経度:W 9度 36分
- 天気:晴れ
- 気温:16.0 度
- 速力:16.4 ノット
- 海域:-
- 寄港地:リスボン

船でいく世界一周だからこそひときわ感慨深いのが、ポルトガルの港町・リスボンへの到着です。かつて大航海時代に世界の中心的な役割を果たした場所であり、歴史的な建物や記念碑も多くあります。この日は午後の入港だったので、テージョ川を遡って左舷側に望むベレンの塔(写真左下)や発見のモニュメント(同右下)もしっかり見えました。
ちょうどジャカランダの紫色の花が咲く季節で、ベレンの塔の奥へと続く並木道や、「飛鳥Ⅱ」の接岸場所のすぐ近くの高台の公園も満開。船が入港したのは午後3時。オーバーナイトの停泊なので散策にはいっそう余裕がありました。筆者も、写真を撮りにさっそく街へと出掛けてみました。
ジャカランダの咲く公園の芝生で談笑する地元の人がたくさんいたり、市場の生ハムサンドが驚くほど美味しかったり、楽しみの多い街だと実感しました。路面電車が軒先をかすめて坂道を上る様子もこの街らしく、そんな景色を追いかけていたらすっかり夜に。教会の尖塔をバックに走る古い路面電車も地元風情と言えるでしょう(同上)。



著者紹介/高橋 敦史
1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。
2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。