飛鳥Ⅱ
2024/6/20(木)
2024年世界一周クルーズ(100)
バハ・カリフォルニアの沖合で
- 緯度:N 24度 8分
- 経度:W 112度 36分
- 天気:曇り
- 気温:17.5 度
- 速力:16.1 ノット
- 海域:太平洋
- 寄港地:終日航海日

船内テレビの航路図で見ると、「飛鳥Ⅱ」はいま、南北に長いバハ・カリフォルニア半島のほぼ中間にまで達したようです。きょうから急に外の空気がひんやりし始めて、「これはやっぱり長袖かな?」と部屋に着替えに行くほどになりました。すでに何度も体験している通り、世界一周クルーズは季節を自由にまたぐ旅でもあります。
そんな地球規模の旅を実感するもうひとつの現象が、今航最後、4度目となる「太陽が真上にくる日」です。プールサイドでお客様がペットボトルを一心に見つめているのはそのためで、曇り空ゆえ今回は影の確認は無理かも……と諦めかけたその時、雲間から見事な日差しが! 影のないペットボトルの姿をどなたも無事に撮れたと思います(写真上)。
船内イベントも変わらず賑やかです。午後にはMINGLEの3人によるラウンジコンサート(同左下)があり、『カントリー・ロード』『花は咲く』といった人気の曲や懐かしの名曲を演奏、夜には瀧川鯉橋師匠による「落語独演会 第一夜」(同右下)も。古典落語ならではというべきか、人情味があってどこか心温まる、やさしい笑いが印象的でした。



著者紹介/高橋 敦史
1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。
2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。