photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

硫黄島を抜け、北マリアナ諸島へ

  • 緯度:N 24度 45分
  • 経度:E 141度 21分
  • 天気:晴れ
  • 気温:20.0 度
  • 速力:16.6 ノット
  • 海域:太平洋
  • 寄港地:終日航海日

本日から乗組員のユニフォームが夏仕様に変わったことにお気づきでしょうか?プールデッキを訪れると日中は少し汗ばむくらいの陽気で、プールサイドでくつろぐお客様の姿も多くなってきたようです。明日深夜2時に現地時刻に合わせて船内時計を1時間早めるとの船内放送もあり、いよいよ遠くまでやってきたという実感が強まります。

終日航海で穏やかに一日が過ぎるのかと思いきや、サプライズのイベントは海からやってきました。北硫黄島を皮切りに、硫黄島そして南硫黄島となかなかお目にかかることができない島々に次々と接近。あとで航路図を見るとあえて3島を縫うように航行していたようで、その粋なサービスに感心しました。

船内を見渡すとお客様もだいぶ船旅に慣れてきた様子。お一人で本を読まれたりご友人と談笑されていたりと、カフェやラウンジをリラックスした姿でご利用されていました。パームコートではアスカコンボ(アスカオーケストラ)による生演奏、ギャラクシーラウンジではノブ&フッキーさんによる怒涛のものまね歌謡ショーと、各所で音楽が鳴り響いた一日でした。

永島 岳志

著者紹介/永島 岳志

1980年、埼玉県生まれ。石川県金沢市在住。
システム会社勤務後、アジア放浪を経て写真雑誌の編集者へ転身。その後、ユーラシア〜アフリカ大陸のバックパッカー周遊、北米大陸自転車横断を経て帰国。2014年からはフリーランスとして編集業とともにカメラマンとしても活動する。
2018・2019年に「飛鳥Ⅱ」の海外クルーズにてフォトエッセイ&写真教室を担当。