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飛鳥Ⅱ

ブリッジ(操舵室)オープンデー

  • 緯度:N 9度 45分
  • 経度:E 146度 21分
  • 天気:曇り
  • 気温:30.0 度
  • 速力:17.4 ノット
  • 海域:太平洋
  • 寄港地:終日航海日

深夜2時に時刻改定があり、ついに日本との時差も1時間。昨夜の余韻もあって夜ふかしした方も多いかもしれませんね。かくいう筆者もそのひとり。今朝はのんびりと過ごそうかと船内新聞『アスカデイリー』を見返すと、朝9時にブリッジを開放するとの情報が。少し時間をずらして10デッキを訪れましたがそれでもかなりの混雑で、お客様の関心の高さをうかがわせました。

見慣れぬ計器類やモニターに映る情報を前にして、まるで童心に返ったように目を輝かせる皆様。先日のクルーズスケジュールの説明会の内容を受け、「飛鳥Ⅲ」との違いを熱心に質問している方もいらっしゃいました。ちなみに今後イルカやクジラに遭遇する可能性を航海士に尋ねると、「まだまだ十分にチャンスはあります」とのこと。ぜひ期待したいところです。

午後にはポリネシアンダンサーによるパレオファッションショーが催されるなど、一日限りの楽しいイベントが重なった本日。第二夜となった小野リサさんのコンサートでは、そんなワクワクとした気持ちに寄り添うようにやさしいボサノバのメロディーが響き渡りました。8日間にわたる終日航海も本日が最終日。明日はいよいよ最後の寄港地、グアムです。

永島 岳志

著者紹介/永島 岳志

1980年、埼玉県生まれ。石川県金沢市在住。
システム会社勤務後、アジア放浪を経て写真雑誌の編集者へ転身。その後、ユーラシア〜アフリカ大陸のバックパッカー周遊、北米大陸自転車横断を経て帰国。2014年からはフリーランスとして編集業とともにカメラマンとしても活動する。
2018・2019年に「飛鳥Ⅱ」の海外クルーズにてフォトエッセイ&写真教室を担当。