photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2025/5/23(金)

ロンドン自由散策

  • 緯度:N 51度 27分
  • 経度:E 0度 22分
  • 天気:晴れ
  • 気温:14.0 度
  • 速力:10.2 ノット
  • 海域:-
  • 寄港地:ティルベリー

「飛鳥Ⅱ」は今朝7時、イギリスのティルベリーに入港しました。ロンドン郊外の河口の港で、大陸横断のオーシャンライナー時代に栄えたそうで、煉瓦造りの古風なターミナルがある場所です。とはいえ町自体にはさほどの見どころはなく、もっぱらの目的地は近くの駅から電車で訪ねる大都会・ロンドン。筆者も駅まで「飛鳥Ⅱ」の連絡バスで行き、ロンドン自由散策に出掛けました。

電車に乗り続けるとタワーブリッジの近くまで行けたので、そこから街歩きを開始。実際に歩いて橋を渡ると、遠目に見た以上の巨大さに驚きます。その後はオープントップのダブルデッカー、つまり二階建ての自由乗降観光バスを使って、名所の数々を数珠つなぎ。街の象徴と言うべきビッグベンやウェストミンスター寺院、ピカデリーサーカス、バッキンガム宮殿など……。

もちろん、昼にはパブに入って名物のフィッシュ&チップスとタップ式のビールも味わいました。その店で偶然「むかし英語の先生をしていた」という地元のご夫婦に日本語で話しかけられるという、意外な出会いも。乗り換え駅には「飛鳥Ⅱ」専属スタッフが常時待機するなど態勢も万全で、お客様はどなたも、それぞれに素敵なロンドン散策を楽しんでいたようです。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。