photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2025/6/29(日)

ホノルルの夕暮れ

  • 緯度:N 21度 18分
  • 経度:W 157度 52分
  • 天気:晴れ
  • 気温:28.0 度
  • 速力:18.1
  • 海域:-
  • 寄港地:ホノルル

太平洋を順調に西進してきた「飛鳥Ⅱ」。きょう昼過ぎにはハワイ・オアフ島のダイヤモンドヘッドを望むところまでやってきました。船内では朝から教室や講演が続いていて、それらに参加される方が多い一方、午後にはハワイの景色を見ようというお客様が続々と屋外デッキへ出てこられました。風の穏やかなこんな日は、11デッキ・ビスタラウンジ前からの眺めが最高です。

右手にオアフ島のココヘッドやハワイカイの港町があり、水色美しいビーチも見えています。風景の奥にはダイヤモンドヘッド。「飛鳥Ⅱ」で沖から眺めると、それがリング状の火口跡だとハッキリ分かります。船はその先ぐるりと東へ回り込み、ワイキキビーチとそこに連なる高層ホテル群を望みつつ、午後3時、アロハタワー近くの桟橋に接岸しました。

サンフランシスコ以来5日ぶりの陸地です。さっそく船を出て、プレジャーボートやヨットが並ぶマリーナを横目に静かなローカルビーチまで歩いてみました。夕日はちょっと雲に隠れたけれど、そのあとの夕焼けが鮮やかでした。街全体を覆う真っ赤な夕焼けと、椰子の木のシルエット。明日以後たっぷり2日間あるホノルル停泊が、今から楽しみでなりません。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。