photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2025/7/2(水)

日本を想う日

  • 緯度:N 22度 1分
  • 経度:W 163度 42分
  • 天気:晴れ
  • 気温:28.0 度
  • 速力:18.6
  • 海域:太平洋
  • 寄港地:終日航海日

昨日の夕暮れ前にホノルルを出港した「飛鳥Ⅱ」は、いったん東進してワイキキビーチとダイヤモンドヘッドを望んだあとに踵を返し、一路、日本へと向かっています。定時の船内放送にもついに次の港として「横浜」という言葉が出るようになり、楽しい世界一周もいよいよ終盤で「ついに日本に帰るのだなあ」という感慨を覚えます。

横浜までは中8日の航海なのでまだ時間はあり、決して「もう終わり」ではないわけですが、ちょうどいいタイミングに違いありません、きょうの午後にはハリウッドシアターで「クルーズスケジュール説明会」がありました。内容は、先般発表された「2026年 アラスカ・ハワイグランドクルーズ」の詳細です。アラスカの寄港地を先に回ってハワイも4島。初寄港が4港もあるそうです。

抜群の夕焼けを7デッキ屋外から見た後は、ギャラクシーラウンジへ。若き箏(こと)奏者のLEOさんが、ピアノとの共演でおくるコンサート。これが実に圧巻で、澄んだ美しい音色に一曲目から引き込まれ、思わず鳥肌が立ってしまうほど。初回のきょうはクラシックや坂本龍一の名曲などを中心に。次回は打って変わって和の音楽をオリジナルアレンジで演奏するというから楽しみです。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。