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飛鳥Ⅱ

2025/7/3(木)

総仕上げに向かう船内で

  • 緯度:N 24度 21分
  • 経度:W 171度 58分
  • 天気:晴れ
  • 気温:28.0 度
  • 速力:18.9
  • 海域:太平洋
  • 寄港地:終日航海日

きょうの催しで特筆すべき第一は、「歴代の船長が語る 飛鳥Ⅱ 世界一周クルーズ」でしょう。登壇したのは初代「飛鳥」や「飛鳥Ⅱ」でキャプテンを務めた3人と、「飛鳥II」の世界一周クルーズに立ち上げから携わった元ホテルマネージャーを加えた4人。今航は「飛鳥II」として最後の世界一周なのですが、その世界一周クルーズがなぜ出来て、なぜ唯一無二なのかが、4人のトークでよく分かりました。

そして横浜に向かう船内は今、いよいよ総仕上げという雰囲気です。各教室の発表会やそれに向けた練習で、慌ただしくしているお客様が多くいます。着飾った姿で「きょうは発表会なの!」とお友達に告げて早足で向かうその先は6デッキ船尾のクラブ2100、ダンス教室発表会です。初級クラスも経験者クラスも、みなさん成果を存分に発揮できたようです。

そして夜。ちょっと変わったイベントがプールサイドでありました。南の海の気候を生かしたイベントは、名付けて「美ら唄海流」。沖縄の弦楽器・三線(さんしん)が得意なクルーズディレクターが中心となり、歌と踊りで楽しみました。美味しいビールも配られて、どなたも暮れゆく太平洋の海風を感じつつ、船上のひとときを満喫できたと思います。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。