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飛鳥Ⅱ

2024/4/30(火)

南大西洋から望む朝日は

  • 緯度:S 26度 56分
  • 経度:E 8度 5分
  • 天気:晴れ
  • 気温:21.0 度
  • 速力:17.8 ノット
  • 海域:大西洋
  • 寄港地:終日航海日

ケープタウンを出て2日、「飛鳥Ⅱ」は2014年の世界一周で寄港したナミビア・ウォルビスベイのはるか沖合を順調に航行しています。アフリカ大陸を回り込んで南大西洋に来て以降、船に対する朝日・夕日の向きが大きく変わったのは乗船中のお客様も気づいたことと思います。朝日はいま、北西へと向かう船の右後方から昇ります。

夜更かし朝寝坊の当欄筆者が珍しく撮った朝日が写真上。なぜ撮れたかというと、きょうの日の出はかなり遅めの午前7時49分。船内時刻改正の都合によっては、時にこのようなことが起こります。早起きのお客様は日の出のずっと前からウォーキングに精を出すことになるわけで、通りすがりに「早朝は星空がすごくきれいなんだよ」と教えてくれました。

船内ではきょうも各種の催しがあり、天然アロマについての講演やプリザーブドフラワー教室なども開催されました。夜のショーは、今航のために結成されたアフリカ・ユナイトのメンバーによる演奏(写真右下)。現地で伝統楽器の技を習得した日本人アーティストたちが大陸の東西から集い、リズム感あふれる打楽器や弦楽器の調べを披露してくれました。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。
2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。