photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2024/5/19(日)

北の「水の都」ブルージュを散策

  • 緯度:N 51度 20分
  • 経度:E 3度 12分
  • 天気:曇り
  • 気温:15.0 度
  • 速力:7.0 ノット
  • 海域:-
  • 寄港地:ゼーブルージュ(ブルージュ)

今朝早く「飛鳥Ⅱ」は霧の中のゼーブルージュに入港しました。ここでの最大の見どころは、連絡バスで30分の世界遺産の古都ブルージュ。俗に北のヴェネツィアとも言われるように、運河が張り巡らされた美しい町並みが特徴です。煉瓦造りの建物と石畳、馬車がゆく蹄の音、鳴り響く教会の鐘……。まさに絵に描いたようなヨーロッパの昔町。

連絡バスを降りた場所には公園があり、橋の先はのどかな田舎の雰囲気です。気づけば天気もよくなって、名物のワッフルを食べたり、水辺の白鳥を眺めたりしながら先へと歩くと、やがて賑やかなマルクト広場に到着(写真上)。ご覧の眺めが広がる屋外席のレストランが何軒もあったので、多くの観光客にならってムール貝とベルギービールで乾杯しました。

その後は行きがけに「飛鳥Ⅱ」の現地ガイドさんが教えてくれた「ステンドグラスが美しいからぜひ」との言葉を思い出し、聖血礼拝堂へ。建物自体は12世紀頃の築と古く、2階の礼拝堂(同左下)は後にゴシック様式に改築されたものだと聞きました。厳かな空気と輝くステンドグラスが印象深い、宝石箱のような建物でした。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。
2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。