photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2024/6/12(水)

久しぶりの太平洋

  • 緯度:N 7度 24分
  • 経度:W 79度 52分
  • 天気:曇り
  • 気温:29.0 度
  • 速力:10.5 ノット
  • 海域:太平洋
  • 寄港地:終日航海日

朝目覚めると、船は走っていました。「飛鳥Ⅱ」はきのうパナマ運河を出てから投錨・給油したあと、深夜2時過ぎには錨をあげて出港したと、今朝の田口キャプテンの放送で知りました。いよいよパナマ湾を出て、久しぶりの太平洋へ。日本はまだまだ遠いけど、「帰ってきたよ」という気になるから不思議です。

再びの太平洋初日とでもいうべきこの日、午前中には、脳科学者・茂木健一郎さんの2度目の講演『人工知能に負けない人間になるために』がありました(写真右下)。AIやロボットの最新事情、AIと共存する未来をどう考えるべきかなど、まだ正解のない難しい問いについて、お馴染みの軽快かつ楽しいトークで分かりやすく教えてくれました。

午後のマティアス&カミラのタンゴ教室(同上)は本場のタンゴダンサーに習えるとあって大好評。そしてコーヒーの本場に近づく際に催されるカフェ・ビストロでのハンドドリップ、「スペシャルコーヒータイム」(同左下)もいっぱいのお客様。今回のコーヒーはコロンビア スプレモで、柑橘系の酸味と苦味のバランスが取れた上品な味を楽しみました。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。
2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。