photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2025/4/8(火)

シンガポールの名所をめぐる

  • 緯度:N 1度 16分
  • 経度:E 103度 49分
  • 天気:曇り
  • 気温:27.0 度
  • 速力:16.9 ノット
  • 海域:南シナ海
  • 寄港地:シンガポール

「飛鳥Ⅱ」は今朝7時に水先案内人を右舷側から招き入れ、沖合で錨を下ろすたくさんの貨物船やタンカーの間を抜けて、9時にシンガポール・クルーズターミナルに着岸しました。当初の予定より早い着岸に変更となり、きょう1日、たっぷり観光を楽しめます。朝こそ雨がちだったものの、お客様が上陸を始める頃には雨はやみ、以後ほぼ1日、穏やかな天気となりました。

筆者はこの機を逃さず、とばかりに朝一番にロープウェイでセントーサ島へ。ちょうど「飛鳥Ⅱ」の真上を渡る、この先の世界の寄港地にもないであろう屈指の見どころです。白亜の“我が家”をばっちり写して、午後はお客様と一緒に「飛鳥Ⅱ」の寄港地観光ツアー「マリーナ・ベイ・サンズとリバークルーズ(午後)」へ。美しい街並みやマーライオンを展望台と観光船の双方から楽しみました。

その後、筆者はひとり歩きでもうひとつ欲張って、未来型植物園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」にも行きました。夕闇迫る園内の芝生は観光客にも地元民にも憩いの場。思い思いの場所に座って、ライトアップの時間を待ちます。この日の日没は午後7時14分。ぎりぎりまで粘って幻想的な夜景をカメラに収め、満ち足りた気分で地下鉄に揺られ「飛鳥Ⅱ」へと戻りました。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。