photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2025/4/25(金)

眺望絶佳のテーブルマウンテン

  • 緯度:S 33度 55分
  • 経度:E 18度 26分
  • 天気:晴れ
  • 気温:15.0 度
  • 速力:-
  • 海域:-
  • 寄港地:ケープタウン

ケープタウンは今航初のオーバーナイト、夜をまたいで2日間の停泊をする寄港地です。つまりはこの2日間、我が家である「飛鳥Ⅱ」は、街の象徴・テーブルマウンテンを間近に望む絶好の場所にあるわけです。そしてきょうは、そんな我が家から「テーブルマウンテン半日観光(午前)」のツアーへと出掛けました。標高1000メートルを超す頂上まで、ロープウェイでおよそ5分の空中散歩。

床面が丸い形で、上りながらゆっくり横にぐるりと回る回転式のゴンドラもユニークです。テーブルマウンテン、その頂上はその名の通りにほぼ平ら。ごつごつした岩の間を縫ってトレッキングルートが整備されていて、街だけでなく、大西洋や喜望峰の方角も見渡せました。

崖にはダッシーの愛称で知られるイワダヌキ目の小動物・ケープハイラックスが生息しています。「いたよー!」と各国からの観光客の歓声があがるので、発見も割と簡単。ダッシーの佇む崖のはるか下にはつづら折れの山道が見え、地形の険しさにも驚きます。運よく雲海も広がる好天の日。絶景をたっぷり楽しんで、市街の車窓観光もして、「飛鳥Ⅱ」へと戻りました。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。