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飛鳥Ⅱ

2025/4/26(土)

茂木健一郎さんの講演会

  • 緯度:S 30度 46分
  • 経度:E 16度 27分
  • 天気:晴れ
  • 気温:20.0 度
  • 速力:16.2 ノット
  • 海域:南大西洋
  • 寄港地:終日航海日

昨晩10時に「飛鳥Ⅱ」は夜景きらめくケープタウンを出港し、次なる寄港地・ナミビアのウォルビスベイを目指して中2日の航海を始めました。今朝、目覚めて窓外を眺めると、海は滑らかに輝く凪でした。一般的に、世界一周100日間でも海面がぬめっと輝くような本当の凪の日は数えるほどしかないのですが、そんな中でも、きょうはそうした1日でした。

船は滑るように進み、7デッキ屋外・周回できるプロムナードデッキには、海を眺めるお客様が多くいらっしゃいます。海洋生物も時折姿を現すようで、遠くで潮を吹くクジラ、オットセイなどが見えました。そんなクルーズらしさいっぱいのきょう、午後には脳科学者・茂木健一郎さんによる講演『何歳になっても、脳を若々しく保つ方法』がハリウッドシアターで催されました。

茂木さん曰く、脳を若々しく保つためには「新しいことに挑戦すると出るドーパミンという物質がとても大事」。ちょっと無理のある挑戦やドキドキするような体験がドーパミンを出すそうです。だからこそ、未知の驚きに満ちた世界一周クルーズはアンチエイジングにもとてもいい……。講演を聞いて、「この旅に出てよかった」と改めて思ったお客様も多いに違いありません。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。