photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2025/5/8(木)

雲の生まれるところ

  • 緯度:N 28度 28分
  • 経度:W 16度 14分
  • 天気:晴れ
  • 気温:23.0 度
  • 速力:17.6 ノット
  • 海域:-
  • 寄港地:テネリフェ島

「飛鳥Ⅱ」は今朝早くスペイン領カナリア諸島のテネリフェ島に入港しました。現地ガイドさん曰く、ここは「常春のリゾートアイランド」。晴天率が高く、暑すぎず寒すぎず、の心地よい気候です。今航は天気にも恵まれ、最初のシンガポールこそ曇りがちだったものの、以後の寄港地はずっと晴れ。テネリフェも港から歩いて出られる街だけに、たくさんのお客様が朝から散策に出発されました。

筆者も午前中は自由散策。スペイン広場からレストランの連なる繁華街を抜け、谷を渡る橋の向こうのレコバ市場へ。きれいで整然とした市場には、生花や果物、魚介など、さまざまなものが売っています。地下には新鮮な食材をその場で調理する食堂もあり、店員さんに勧められるがまま、特産のエビや貝などを白ワインといっしょに味わいました。

そして午後は寄港地観光ツアー「テイデ山遠望ドライブ」へ。これがまた絶景。午後はにわか雨かも、という予報も標高2200メートルの世界は別。まさに「雲が生まれるところ」というべき絶景と、テネリフェ島の象徴でもあるテイデ山の姿を間近に眺めました。思わず「すご〜い!」という歓声がお客様の間から上がる、眺望絶佳のドライブとなりました。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。