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フォトエッセイ

Cruise:2015年世界一周クルーズ(104)

サンミゲル島

緯度:N 37度 44分

経度:W 25度 40分

天気:晴れ

気温:21.0度

速度:0ノット


海域:-

寄港地:ポンタデルガダ

飛鳥Ⅱは、予定通り朝7時にサンミゲル島のポンタデルガダに入港しました。
サンミゲル島は、ポルトガルの首都リスボンから西へ約1,500キロの大西洋上に浮かぶアゾレス諸島(ポルトガル領)最大の島で、牧歌的な雰囲気と温暖な気候から、最近は保養地として人気があるそうです。
今日はそんなサンミゲル島の島内観光へ皆さんと一緒に出掛けてみました。まず最初は島の中央に位置するフォゴ湖へ向かいます。フォゴは島内に三つある成層火山のひとつで、標高が高いため当初は雲に覆われていましたが、やがて雲の合間から幻想的なカルデラ湖を眺める事が出来ました。次に島の北側にあるサンタ・イリア展望台に到着。ここは切り立った崖と牧草地が続く、のどかで気持ちの良い場所でした。ゴレアナの紅茶工場では、お茶の製造過程を見学したり、茶畑を眺めながら優雅なティータイムを過ごします。その後、温泉地帯のフルナスの谷で、ブクブクと湧き出る源泉を見ながら飲泉や足湯を試したり、まるで日本の温泉地のように楽しみました。昼食はフルナスのレストランでコシート・ダス・カルデイラをいただきます。コシート・ダス・カルデイラは、地熱を利用したこの辺りの名物料理で、野菜や肉、ソーセージなどを塩コショウ、ハーブとともに大鍋に入れ、熱い地面に5時間ほど埋めておくというもの。蒸し上げられた肉や野菜はとても柔らかく、凝縮した旨味が絶品でした。その後フルナス湖を見学してから、リベイラ・グランデという町に立ち寄り、飛鳥IIが停泊しているポンタデルガダに戻ります。
今回、サンミゲル島にはたくさんの紫陽花が咲いていました。気がつけば今日から6月です。今ごろ遠い日本でも、同じように紫陽花が咲き始めているのでしょうね。

著者紹介

大木 信哉

東京都江東区出身
1980年代より、インドネシアのバリ島をはじめ、アジア各地で人々の生活や文化などをテーマに撮影取材を続けている。
2012年には、写真展『心のキューバ』を、東京、大阪、福岡、名古屋の四都市で開催。
活動の場はアジアだけにとどまらず、ラテンアメリカにも広がっている。

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