飛鳥Ⅱ
2026/1/28(水)
2026年アジアグランドクルーズ(19)
カクテルと京劇で彩る洋上の休日
- 緯度:N 06度 01分
- 経度:E 111度 49分
- 天気:曇り
- 気温:27.0 度
- 速力:16.3
- 海域:ボルネオ島沖北西
- 寄港地:終日航海日

12デッキには世界中の港から贈られた記念盾を飾る通路がありますが、何気なく眺めていたところ、先日寄港したボラカイ島の記念盾が飾られていることに気づきました。真新しい盾には「January 26, 2026」の文字。ボラカイ島の美しいビーチを思い出しながら、自身の旅がこのような形で「飛鳥Ⅱ」の歴史の一部に刻まれたことに、どこか誇らしい気持ちになりました。
横浜出港から早2週間が経過し、いよいよ「飛鳥Ⅱ」は5箇所目の寄港地となるシンガポールへと舵を切ります。マリナーズクラブでは同国を代表するカクテル「シンガポールスリング」をお客様自身で作るカクテルクラスを開催。バーテンダーからシェーカーなどのバーツールの使い方を学び、心を込めて作り上げた一杯を嗜む姿は、まさに洋上の豊かな時間そのものでした。
そして今夜は新たに新潮劇院による京劇ショーが開幕。伝統芸能は様式を理解せずに楽しむのは難しいと思われがちですが、軽妙な前説と慣れ親しんだ『西遊記』という題材のおかげでそんな心配も杞憂に。日本語も交えたサービス精神あふれるセリフや躍動感あふれる演舞に、客席から自然と笑いや感嘆の声が上がり、誰もが京劇の世界に魅了されているようでした。



著者紹介/永島 岳志
1980年、埼玉県生まれ。石川県金沢市在住。
システム会社勤務後、アジア放浪を経て写真雑誌の編集者へ転身。その後、ユーラシア〜アフリカ大陸のバックパッカー周遊、北米大陸自転車横断を経て帰国。2014年からはフリーランスとして編集業とともにカメラマンとしても活動する。
2018・2019・2025年に「飛鳥Ⅱ」の海外クルーズにてフォトエッセイ&写真教室を担当。