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飛鳥Ⅱ

三線響く「美ら唄」の夕べ

  • 緯度:N 10度 05分
  • 経度:E 102度 18分
  • 天気:曇り
  • 気温:29.0 度
  • 速力:12.2
  • 海域:タイランド湾
  • 寄港地:終日航海日

レムチャバンを出港した「飛鳥Ⅱ」は再び南下し、本日は終日、タイランド湾内を穏やかに航行しました。船内新聞『アスカデイリー』のコラムは、「立春」がテーマ。暦の上ではもう春です。日本では気にも留めなかった季節の移ろいを、遠い異国の、しかも四季とは縁のない南国の洋上で知ることに、不思議な感慨を覚えます。

午後にはハリウッドシアターにて行われた、「飛鳥Ⅱ」専属マジシャン・TAKUYAのマジック教室へ。オリジナルのアイテムや身近な小物を使ったマジックを披露し、種明かしまでしてくれるという大盤振る舞いに、お客様も前のめりで楽しまれていました。筆者もショップ「ル ブルー」でダイスボックスを購入済み。あとでこっそり練習して、帰国後に家族へ披露したいと思います。

そして今宵のプールサイドでは、ナマナとクルーズディレクターによる音楽イベント「美ら唄海流」が満を持して開催。心躍る琉球ポップスに合わせてエイサーやカチャーシーでお客様を盛り上げたかと思えば、名曲『花』ではフラとともにしっとりと。厚い雲に覆われていた空もほのかに色づき、会場に響く三線の心地よい音色が、夕風に乗って空へと舞っていくのでした。

永島 岳志

著者紹介/永島 岳志

1980年、埼玉県生まれ。石川県金沢市在住。
システム会社勤務後、アジア放浪を経て写真雑誌の編集者へ転身。その後、ユーラシア〜アフリカ大陸のバックパッカー周遊、北米大陸自転車横断を経て帰国。2014年からはフリーランスとして編集業とともにカメラマンとしても活動する。
2018・2019・2025年に「飛鳥Ⅱ」の海外クルーズにてフォトエッセイ&写真教室を担当。