飛鳥Ⅱ
2026/2/9(月)
2026年アジアグランドクルーズ(36)
世界遺産・ハロン湾
- 緯度:N 20度 52分
- 経度:E 107度 06分
- 天気:曇り
- 気温:16.0 度
- 速力:15.7
- 海域:-
- 寄港地:ハロン湾

目覚めとともに夜明け前のオープンデッキへと足を運ぶと、闇に溶け込んでいたハロン湾の奇岩が薄明のなかに姿を現しました。それにしてもアウターを着込んでなお冷え込みを感じる朝は久しぶり。日中の予想最高気温は18度と冬に逆戻りしたような天気でしたが、あとで聞くところによると、この2月のハロン湾としては最も肌寒い一日だったようです。
本日はツアー参加者のみ下船可能とのことで、船内で過ごされた方も多かったことでしょう。筆者は幸運にも半日遊覧ツアーへ。かつては小舟が横付けして物売りをする光景がハロン湾の風物詩だったそうですが、現在は規制により皆無。環境保全のためとはいえ、当時の姿に思い馳せてしまうのはカメラマンの悪い癖かもしれません。
午後の後方デッキではアクティビティに興じるお客様の姿も。世界遺産の絶景を背にしての船上スポーツとは、なんとも贅沢な体験です。そして16時の出港に合わせて、恒例となった12デッキのシーブリーズイベントへ。眼前をゆっくりと流れていく幽玄な島々は、名残を惜しむ私たちへの、ハロン湾からのはなむけのようでした。



著者紹介/永島 岳志
1980年、埼玉県生まれ。石川県金沢市在住。
システム会社勤務後、アジア放浪を経て写真雑誌の編集者へ転身。その後、ユーラシア〜アフリカ大陸のバックパッカー周遊、北米大陸自転車横断を経て帰国。2014年からはフリーランスとして編集業とともにカメラマンとしても活動する。
2018・2019・2025年に「飛鳥Ⅱ」の海外クルーズにてフォトエッセイ&写真教室を担当。