photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

香港幻想夜景

  • 緯度:N 22度 18分
  • 経度:E 114度 10分
  • 天気:曇り
  • 気温:19.5 度
  • 速力:9.7
  • 海域:-
  • 寄港地:香港

デスクワークの合間にふと部屋の窓を見やると、目に飛び込んで来たのは巨大な人工物の影。慌てて12デッキ前方へ向かい、お客様の肩越しに、目の前に広がる香港の入港シーンを覗き見ました。霞の向こうから徐々に輪郭を現す高層ビル群に、眼下を行き交う観光船や連絡船。ひんやりとした海風に髪を乱されながら、夢中でシャッターを切りました。

本日は夕方から上陸が可能に。行動予定を思案した末、入港時に隣にいらしたお客様から教わった、20時から始まる光のショーを撮影することに決めました。せっかくならと足を延ばしたのはオーシャンターミナルの北側に位置する西九龍文化地区。ヴィクトリア・ハーバー越しに「飛鳥Ⅱ」の船体と、光り輝く香港島がともに収まるポジションをどうにか探し当てました。

撮影が一段落したところで、フェリーに乗り込んで対岸の香港島へと渡り、「100万ドルの夜景」で有名なヴィクトリア・ピークへ急ぎ向かいます。あいにくメイン展望台はすでに営業時間を終了していましたが、ピークトラムには滑り込みで乗車成功。人影まばらな山頂の無料展望台に三脚を構え、時間の許す限り、幻想的な香港の夜景と対峙しました。

永島 岳志

著者紹介/永島 岳志

1980年、埼玉県生まれ。石川県金沢市在住。
システム会社勤務後、アジア放浪を経て写真雑誌の編集者へ転身。その後、ユーラシア〜アフリカ大陸のバックパッカー周遊、北米大陸自転車横断を経て帰国。2014年からはフリーランスとして編集業とともにカメラマンとしても活動する。
2018・2019・2025年に「飛鳥Ⅱ」の海外クルーズにてフォトエッセイ&写真教室を担当。