photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2024/5/26(日)

雰囲気も新たな大西洋横断

  • 緯度:N 47度 2分
  • 経度:W 16度 7分
  • 天気:晴れ
  • 気温:13.5 度
  • 速力:17.4 ノット
  • 海域:大西洋
  • 寄港地:終日航海日

ドーバーからボストンまで中7日の終日航海の2日目。きょうは新たな各種教室などが本格始動する、賑やかな1日になりそうです。ギャラクシーラウンジでのショーもある山下伶さんが教えてくれるハーモニカ教室もそのひとつ(写真上)。山下さんがステージで使うのはクロマチックハーモニカですが、今回教室で使うのは、より親しみやすいブルースハープです。

新品のブルースハープを開けてさっそく練習開始。どうやら皆さん一定程度の経験がおありなようで、『ふるさと』『カントリーロード』などを軽々吹いていらっしゃいました。1回完結の教室ですが、舌で音を切るタンギングなどのテクニックも教わって、「次にお会いする時は一緒にセッションをしましょう」と山下さんが仰るほどに、どなたもお上手でした。

他にも青春ポップス教室の先生としても人気の仁科愛さんによるラウンジコンサート(同左下)、八角形の額縁に貝殻を敷き詰めて作る伝統美術工芸・セーラーズバレンタイン教室の飯室はつえ先生による講演(同右下)も。お客様はこの大西洋横断中にどんな新しいチャレンジをしようかと、興味津々で各教室や催しを巡っているようでした。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。
2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。