飛鳥Ⅱ
2026/4/30(木)
4月30日A 同郷の仲間に出会うひととき
- 緯度:N 49度 30分
- 経度:E 170度 32分
- 天気:曇り
- 気温:4.0 度
- 速力:13.3
- 海域:太平洋
- 寄港地:終日航海日

表題の小さな違和感に気づきましたでしょうか。船上のきょうの日付が4月30日Aとなっています。「飛鳥Ⅱ」いま東へ東へと航行しており、ほどなくして日付変更線をまたぐと、その先の世界は“前日”です。つまり明日も4月30日。なので、同じ日付を「A」と「B」で区別して、北米大陸の日付に合わせるというわけです。
ここまでの間も船上では折々に1時間前進の時刻改正を行って、陸地の時間帯に合わせてきました。時計の針の「午後2時」を「午後3時」に変更する作業に、どの旅とも違うクルーズの壮大さと面白さを感じた方もいらっしゃるでしょう。スマートフォン、腕時計、パソコン、タブレットなど、最近ではいくつもの機器がありますから、それを手動で、固有の「船内時刻」に調整しているのです。
そんなきょう、午後には「飛鳥Ⅱ」ロングクルーズ冒頭の恒例行事のひとつ、「県人会」が船内各所でありました。故郷が同じで地元の祭りや名物料理の話題に花が咲いたり、お互いが意外なほどのご近所さんで驚き合ったり……。船旅ならではの交流を楽しんだあと、夜には舞台芸術ZERO GROUNDのダンサーたちによる、スタイリッシュなパフォーマンスを堪能しました。



著者紹介/高橋 敦史
1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での編集・撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。