飛鳥Ⅱ
2026/5/2(土)
海峡のミンククジラ
- 緯度:N 54度 22分
- 経度:W 166度 55分
- 天気:晴れ
- 気温:4.8 度
- 速力:13.1
- 海域:ベーリング海
- 寄港地:終日航海日

久しぶりにぴかぴかに晴れた今朝は写真日和と言うのでしょう。偶然にも当欄筆者が担当する写真教室第1回が午前中にハリウッドシアターで催され、ちょうど航行してきたカムチャツカ沿岸の街と文化、この先のアラスカの人気寄港地の撮り方についてをご紹介差し上げました。船から見られる海洋生物の写し方のプリントも配布して、「さっそく挑戦してみるわ」と仰る方も……。
そして、その機会は意外に早く訪れました。筆者が見ただけでも午後1時頃にはシャチの群れ、5時過ぎには数頭のクジラが潮を吹く姿が複数回。そのひとつがここに挙げた写真です。知識不足で自分では種類を見極められないのですが、なんと海洋生物が専門の東京大学名誉教授・宮﨑信之先生が講演者として乗船中。写真をお見せすると「大きさと背中の形から、明らかにミンククジラですね」。
この海域に多いのがミンククジラやイシイルカだそうで、「研究者はふだん写真を写す時間がないし、こんなにきちんと見られて嬉しい」とまで仰ってくださいました。この日は晴れ間を存分に活用し、プールデッキでのユニークな参加型イベント「氷でツルツル運動会」や、8デッキ前方での海洋生物ウォッチなどを堪能。どなたも思い思いに、船上での時間を楽しんでいらっしゃいました。



著者紹介/高橋 敦史
1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での編集・撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。