photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2025/5/12(月)

ガウディ建築に息を呑む

  • 緯度:N 41度 21分
  • 経度:E 2度 11分
  • 天気:晴れ
  • 気温:20.5 度
  • 速力:15.4 ノット
  • 海域:-
  • 寄港地:バルセロナ

「飛鳥Ⅱ」は夜明け間もないスペイン・バルセロナ港内で転回し、定刻の午前7時に左舷付けで接岸しました。バルセロナの街は右舷後方に広がっていて、独特なあの形、サグラダ・ファミリアが中心にそびえているのが見えました。「飛鳥Ⅱ」の隣にはアメリカの客船も停泊中。ますます期待がふくらむと同時に、世界屈指の観光都市に着いたことにも気づきます。

きょうの筆者は街歩き。「飛鳥Ⅱ」が用意した連絡バスで多くのお客様と一緒に街の中心部へ。飛鳥デスクの置かれたホテルから歩き始めて、不思議な曲線美とタイル装飾・鋳鉄細工で個性際立つカサ・バトリョ、カサ・ミラのふたつを見上げ、そこからタクシーでサグラダ・ファミリアへ。いずれの建物も稀代の巨匠アントニ・ガウディが手掛けた、バルセロナ観光必見の建物として有名です。

未完の教会ながらも世界遺産の筆頭格。そんなサグラダ・ファミリアは各国各地からの観光客を惹きつけます。誰もが撮影に熱心で、なかなか画角に収まらずスマートフォンを地面に置いたり、はるか遠くへ後ずさりしたりと賑やかでした。その後は近くのレストランで美味しいパエリアを食べ、路地奥のお洒落カフェでほっこりひと息。天気にも恵まれた、大満足の一日散歩となりました。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。