photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2025/5/17(土)

美食の街ビルバオ

  • 緯度:N 43度 20分
  • 経度:W 3度 1分
  • 天気:晴れ
  • 気温:18.0 度
  • 速力:14.8 ノット
  • 海域:-
  • 寄港地:ビルバオ

一昨日のポルトガル・ポルトから中1日の航海で、「飛鳥Ⅱ」は今朝、スペインのビルバオに着きました。たて続けに来る寄港地、それも寝ているうちに向こうからやってくる寄港地が、それぞれに国も文化も違っていくのは船旅ならではの醍醐味です。ポルトガルを挟んで、きょうは再びのスペイン。ここビルバオのあるバスク地方は、特に美食に関しても世界的に有名です。

スペインといえばバルめぐり。タパスと呼ばれるおつまみや、小さなパンの上に具材をのせて楊枝を刺したピンチョスをカウンターにずらりと並べたバルに立ち寄り、お酒とともに味わうのが人気。この日は土曜日ということもあってか、特に午後の旧市街は大賑わい。日本と違ってワイングラス片手に通りの真ん中で談笑するグループも数知れず、なんとも微笑ましい光景でした。

観光的な見どころは、新市街なら、奇抜な建物を構え、正面に植栽された大きな犬の像を擁するグッゲンハイム美術館。「飛鳥Ⅱ」の連絡バスはその近くに到着しました。お客様の多くがそこから歩き、最終的には旧市街のバルへとたどり着いたことでしょう。筆者もタパス、ピンチョス、バスクチーズケーキ等々をちょっとずつ、3軒めぐって美食の街を堪能しました。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。