photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2025/5/19(月)

フランスの古都を明日に控えて

  • 緯度:N 49度 39分
  • 経度:W 3度 18分
  • 天気:晴れ
  • 気温:13.2 度
  • 速力:11.1 ノット
  • 海域:大西洋
  • 寄港地:終日航海日

「飛鳥Ⅱ」は昨夜のうちにブルターニュ半島を回り込んでイギリス海峡に入りました。今夜遅くに水先人を乗せてセーヌ川に入り、中流の古都ルーアンには約8時間をかけて明朝いちばんに着くそうです。ルーアンではお客様のきっとほぼ全員が、美しい街や風景、ご自身やお仲間の記念写真を撮ることでしょう。そんなことで、きょうは当欄筆者が兼務する写真教室をご紹介してみます。

教室は全10回、毎回45分の講義形式。5回目のきょうのテーマは『ヨーロッパの街で撮る』です。直前の寄港地であるビルバオやポルトで写した豊富な作例を、吹き出しつきの解説で分かりやすくお伝えします。さらには先日の「クリスタル・シンフォニー」とのすれ違いについて、向こう側から見た「飛鳥Ⅱ」の動画を同船クルーから入手してご覧にいれるなど、楽しさも驚きも、と欲張りました。

そして、夜のショーはお待ちかね、アコーディオンを弾きながら本場のシャンソンを歌うパトリック・ヌジェさんらによる『シャンソン ファボリット』。ヌジェさん曰く、「シャンソンは日本ではわりあい哀愁漂う印象で理解されているものの、私が演奏するのはもっと元気で明るい曲」だとのこと。パリの華やかできらびやかな、明るい雰囲気が存分に伝わる珠玉のコンサートとなりました。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。