photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2025/6/1(日)

大西洋をついに横断

  • 緯度:N 42度 21分
  • 経度:W 71度 2分
  • 天気:晴れ
  • 気温:17.0 度
  • 速力:17.1
  • 海域:-
  • 寄港地:ボストン

「飛鳥Ⅱ」は中8日の大西洋横断の航海を終え、今朝7時、アメリカ・ボストン港のブラックファルコン・クルーズターミナルに着岸しました。大西洋横断中は曇りがちだった天気も、着いた途端に見事な晴れに。シンガポールの曇天以外は今のところすべての寄港地が晴れ。散策日和のきょうは、街の中心地・クインシーマーケットまでの連絡バスに乗ったお客様も多くいたようです。

筆者は、まずは「飛鳥Ⅱ」の外観が撮りたかったので敢えて徒歩で歩いて、そこからボストン定番の観光スポットをくまなく巡ることにしました。ボストン茶会事件の現場でもある博物館を横目にクインシーマーケットまで歩き、地元名物・クラムチャウダーとロブスターサンドの昼ご飯。その後はアメリカ独立宣言が読み上げられた旧マサチューセッツ州議事堂などの見どころへ。

煉瓦造りの建物とガス灯が印象的な歴史ある高級住宅地・ビーコンヒル、さらには地下鉄でハーバード大学のほうへも足をのばしました。途中、たくさんの「飛鳥Ⅱ」のお客様に遭遇し、「この先の見どころはどうだった?」とか「せっかくなのでシャッター押して」といったことから会話がふくらみました。そんなふとした楽しさも、「飛鳥Ⅱ」の世界一周クルーズの魅力に違いありません。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。