photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2025/6/4(水)

夕日と自由の女神

  • 緯度:N 40度 46分
  • 経度:W 74度 0分
  • 天気:晴れ
  • 気温:28.0 度
  • 速力:-
  • 海域:-
  • 寄港地:ニューヨーク

停泊2日目。きのうの日中、自由散策でセントラルパークで公園ランチをした際に「ニューヨークは外遊びも素敵」だと気がつきました。ならばと思い立ったのが、自由の女神のあるリバティ島に行くプラン。地下鉄とフェリーを乗り継いで1時間半程度で着きました。入港時には「飛鳥Ⅱ」のデッキからも見ましたが、間近で見上げるとその大きさに改めて驚きます。

自由の女神の背中側の足元あたりに、パラソルをたくさん開いたランチスポットがありました。そこでニューヨークらしいバーガーなどを味わうと、そよ風が心地よく吹き抜けました。遠足でしょうか、各年代の学生さんもたくさん来ていて、3階建てのフェリーはほぼ満員。帰りには停泊場所に近いスタイリッシュな展望スポット「ヴェッセル」にも立ち寄って、きょうも充実の1日でした。

そして出港は午後7時。あたりは夕暮れ。女神に近い右舷側にお客様が集うなか、筆者はひとり反対側の左舷から、景色を楽しむ皆様を写し止めました。お客様の中には「自由の女神が掲げるたいまつにぴったり夕日を重ねて撮った!」方もいて、思わず皆で歓声を上げました。まさに奇跡的ともいえる夕日と女神のコラボレーションを、「飛鳥Ⅱ」のデッキから楽しみました。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。