photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2025/6/11(水)

色壁映える旧市街

  • 緯度:N 10度 24分
  • 経度:W 75度 32分
  • 天気:曇り
  • 気温:28.0 度
  • 速力:13.0
  • 海域:-
  • 寄港地:カルタヘナ

「飛鳥Ⅱ」は今朝7時、コロンビアのカルタヘナに入港しました。カリブ海に面したこの街の歴史は古く、かつては南米産の金銀宝石・香辛料などが、ここからスペインへと運ばれたそうです。黄金の港として栄えた一方で常々海賊たちや外国船の脅威にさらされていて、堅固な城壁が築かれたのだとか。カルタヘナ旧市街にはそうした遺構がよく残り、世界遺産にも指定されています。

さて、きょうはそんな旧市街を気ままな街歩き。まずは街外れのサン・フェリペ要塞の高台から街並みを遠望し、橋を渡って城壁のアーチをくぐり時計塔広場へ。街にはコロニアルスタイルの建物がひしめきあっていて、どの建物もカラフルです。黄色やオレンジ、ブルーなど、南国の日差しも加わり眩い限り。街角で談笑する人たちが多くいて、それだけでも愉快な気分です。

途中、コロンビアのコーヒー生産者組合が運営するファン・バルデスカフェにも立ち寄って、名産のコーヒーを堪能。あまりの暑さにシェイクも頼んだものの、しっかりコーヒー味で甘さ控えめ、日本のそれよりさらに美味しいと思うほど。仕上げは飛鳥デスクも開設された観光拠点、ラス・ボベダスのショップで色とりどりのお土産を買い、「飛鳥Ⅱ」の連絡バスで港へと戻りました。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。