飛鳥Ⅱ
2026/1/27(火)
2026年アジアグランドクルーズ(13)
キナバル山を望む朝、コタキナバルの街歩き
- 緯度:N 06度 00分
- 経度:E 116度 05分
- 天気:晴れ
- 気温:28.0 度
- 速力:16.3
- 海域:-
- 寄港地:コタキナバル

夜明けが近づくにつれて前方に姿を現したのは、東南アジア最高峰・標高4095mのキナバル山。日中は山頂が雲に隠れることも多いそうですから、晴天率の高い早朝に合わせた粋な航行スケジュールに感謝です。「お父さんったら、双眼鏡はまだスーツケースの中なの?」と、ご夫婦の微笑ましい会話に和まされながら、コタキナバルの朝の入港風景を静かに見守りました。
ヒマラヤへのランドツアーにご出発のお客様とはここでしばしの別れ。旅の土産話を楽しみにしつつ、筆者は自由行動で市街へ。ボルネオ島といえばキナバル山国立公園に代表される大自然のイメージが強いですが、街は大型モールが建ち並び、都会的な活気にあふれていました。リゾートと地方拠点の側面を持つその姿は、日本で言えば那覇に近い立ち位置でしょうか。
印象的だったのは海沿いにある魚市場で、魚を直立させて並べる陳列は新鮮さをアピールするサバ州のご当地文化だそう。また漁港で言葉を交わした漁師はフィリピン出身で、地理的な近さと隣国の強い影響を目の当たりにすることに。コタキナバル滞在は、フィリピンからマレー半島へと続く、東南アジアの文化のグラデーションを実感するよい機会となりました。



著者紹介/永島 岳志
1980年、埼玉県生まれ。石川県金沢市在住。
システム会社勤務後、アジア放浪を経て写真雑誌の編集者へ転身。その後、ユーラシア〜アフリカ大陸のバックパッカー周遊、北米大陸自転車横断を経て帰国。2014年からはフリーランスとして編集業とともにカメラマンとしても活動する。
2018・2019・2025年に「飛鳥Ⅱ」の海外クルーズにてフォトエッセイ&写真教室を担当。