飛鳥Ⅱ
2026/1/30(金)
2026年アジアグランドクルーズ(19)
黎明から宵まで、充実のシンガポール滞在
- 緯度:N 01度 16分
- 経度:E 103度 49分
- 天気:曇り
- 気温:29.0 度
- 速力:15.0
- 海域:-
- 寄港地:シンガポール

まだ夜の気配を残す早朝7時、「飛鳥Ⅱ」はシンガポール・クルーズセンターへ静かに入港しました。夜明けとともに港の輪郭が浮かび上がってくると、眼下にはすでにインドネシアへの通勤船と思しき小型フェリーが往来する姿が。ふと視線を上げれば、旋回する鳥の群れが、白み始めた東の空へと吸い込まれるように飛び立って行きました。
今航で最も遅い22時の出港ということもあり、みなさま充実した時間を過ごされたことと思います。ハブ空港さながらの巨大モールと一体化した港に圧倒されつつ、筆者はMRTを駆使してチャイナタウン、そしてマリーナ・ベイ地区へ。個人的に旅の「戦利品」にと目論んでいたガーデンズ・バイ・ザ・ベイの光のショーも、無事カメラに収めることができました。
寄港地の余韻は船の上でも続きます。夜空を彩るケーブルカーの灯りの下、本船最上階のスカイデッキには一夜限りのポップアップバーが登場。ジャズの生演奏とカクテル、そしてハーバーフロントの美しい夜景に酔いしれるなか、夜の帳に三度の汽笛をこだまさせ、「飛鳥Ⅱ」はシンガポールに別れを告げるのでした。



著者紹介/永島 岳志
1980年、埼玉県生まれ。石川県金沢市在住。
システム会社勤務後、アジア放浪を経て写真雑誌の編集者へ転身。その後、ユーラシア〜アフリカ大陸のバックパッカー周遊、北米大陸自転車横断を経て帰国。2014年からはフリーランスとして編集業とともにカメラマンとしても活動する。
2018・2019・2025年に「飛鳥Ⅱ」の海外クルーズにてフォトエッセイ&写真教室を担当。