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飛鳥Ⅱ

涼風と二胡の調べ

  • 緯度:N 8度 22分
  • 経度:E 106度 19分
  • 天気:曇り
  • 気温:26.0 度
  • 速力:12.2
  • 海域:ベトナム南部沖
  • 寄港地:終日航海日

「飛鳥Ⅱ」は早朝にインドシナ半島の南端、カマウ岬を通過し、現在はベトナム南部沖を航行中。日中の最高気温は35度の予想でしたが、涼風の影響で27度止まりと過ごしやすい一日となりました。明日のホーチミン入港に備えて上陸許可証の引き渡しがあった程度で、船内はゆったりとした様子。6デッキ後方では橋口杏先生のゴルフ教室や各種ゲーム大会で賑わいを見せていました。

船内を散策中、クルーズディレクターによるタップ教室に遭遇。次々と進むステップの練習は、筆者からすれば早々に音を上げるレベルですが、お客様は最後まで集中して食らいついていました。それにしても昨夜の「美ら唄海流」然り、日々充実の船内アクティビティは、表に裏にと奔走するエンターテイメントスタッフの献身あってこそだと改めて実感します。

夜のギャラクシーラウンジに響き渡るのは、「東洋のバイオリン」とも称される中国の伝統楽器・二胡の音色。奏者は現代二胡のパイオニア、ウェイウェイ・ウー氏です。伝統音楽の枠を超え、ロックやジャズの要素を取り入れたそのプレイスタイルは、まさに変幻自在。TVドラマ『JIN-仁-』のテーマ曲をはじめとした名曲の数々に、会場は深い感動と一体感に包まれました。

永島 岳志

著者紹介/永島 岳志

1980年、埼玉県生まれ。石川県金沢市在住。
システム会社勤務後、アジア放浪を経て写真雑誌の編集者へ転身。その後、ユーラシア〜アフリカ大陸のバックパッカー周遊、北米大陸自転車横断を経て帰国。2014年からはフリーランスとして編集業とともにカメラマンとしても活動する。
2018・2019・2025年に「飛鳥Ⅱ」の海外クルーズにてフォトエッセイ&写真教室を担当。