photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

青空と三味線の響き

  • 緯度:N 22度 01分
  • 経度:W 163度 27分
  • 天気:晴れ
  • 気温:26.0 度
  • 速力:16.6
  • 海域:太平洋
  • 寄港地:終日航海日

昨夕にホノルルを発った「飛鳥Ⅱ」は、一度東進して暮れなずむダイヤモンドヘッドを眺めてから転回し、いよいよ日本に向けて、西北西へと舵を切りました。そしてきょうも天気は快晴。朝のキャプテンの放送によると、きょうがいわゆる「影がなくなる日」。午前11時51分ごろに太陽が完全に真上となり、立てたペットボトルなどは完全に影がなくなってしまうそうです。

その時間にプールデッキに出てみると、日本では見られないこの現象を楽しもうというお客様があちらこちらで記念撮影中。お水のボトルを立ててみたり、両手を広げて写真に写ったり。影が真下に落ちていることが、ここに載せた写真からも分かると思います。光あふれる一日は夕暮れもまた素敵。船首側に沈む夕日で、海面がきらきらと輝いていました。

そして晩のショーは、いよいよの帰国を思わせる和の演目。津軽三味線の福居一大(かずひろ)さんによる「和の音心コンサート」です。津軽三味線といってもピアノ、尺八、ドラムを含めた人編成で、世界に通じる和洋折衷の楽曲からトラディショナルな民謡まで、アップテンポで縦横無尽。今クルーズの最後の航海区間にふさわしい、充実の一幕となりました。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での編集・撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。