photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2024/7/3(水)

「飛鳥Ⅱ」は文字通りの我が家

  • 緯度:N 21度 18分
  • 経度:W 157度 52分
  • 天気:晴れ
  • 気温:30.0 度
  • 速力:15.4 ノット
  • 海域:-
  • 寄港地:ホノルル

タイトルにも記した通り、100日間の世界一周クルーズでは「飛鳥Ⅱ」が文字通りの我が家になります。我が家がそのまま広い世界を巡っていて、きょうは、昨日に引き続いてオアフ島・アロハタワー脇にあるわけです。「昨日はワイキキビーチに行ったし、きょうはどうしようかな?」と、とりあえず12デッキから望んでみたのがご覧の景色(写真上)。

歩ける範囲に見どころがいくつもあったと気づき、徒歩10分で行けるイオラニ宮殿とその前のカメハメハ大王像を見学。その後はたくさんの壁画で有名なカカアコ地区まで歩いてカフェに入ったり、当地に暮らす友人家族とランチをしたり……。非日常と日常が一体化した不思議な気分も、この旅ならではだろうと思います。

出港は午後4時。今航最後の「ボン・ボヤージ」では、我が家「飛鳥Ⅱ」を日々支えてくれてきた各部署のクルーやスタッフも紹介されました(同左下)。また、夕方のピアノバーでは高畠伸吾先生・門真帆先生によるミニコンサートも催され(同右下)、圧巻の歌声とたくさんの「ブラーヴォ!」「ブラーヴァ!」が聞こえる心温まるひとときになりました。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。
2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。