お客様にとって３ヵ月半を過ごした「飛鳥Ⅱ」は我が家です。が、横浜入港を翌日に控えたきょうは、束の間の我が家から陸上の我が家へと移るため、皆さん各自のお部屋で、衣類やお土産などをスーツケースや段ボールなどへと最後のパッキングをしている頃だと思います。午前中の船内がこれまでよりも静かに思えたのは、そのせいもあるでしょう。

とはいえコンパスルームでは、クルーズ中にお客様が手がけた絵画や手芸、写真などの作品を並べた「飛鳥芸術展」が催されていたり、フィットネスインストラクターとして多くのお客様がジムやラジオ体操で常々お世話になってきた西村千絵先生の講演「美と健康講座 〜清く正しく美しく〜」などもあり、きょうも楽しく過ごしています。

そして晩にはお待ち兼ね、ロングクルーズ恒例のクルーショー。料飲部門や各階の客室清掃係、機関部など各部署のクルーたちが歌や踊りを披露しました。今年はどの部署も「超」がつくハイクオリティで、「あの人たちがこんな演技を」「あんなメイクを」といったユニーク要素も盛りだくさん。笑いと拍手に満ちた一幕は、幸せな100日間を象徴するかのようでした。